トマトに含まれるリコピンに美白やダイエット効果が!?オススメの食べ方とは?
最近よく耳にするようになった「リコピン」
これが美肌だけでなくダイエット効果もあると注目されています。
そしてそのリコピンを豊富に含むのが、夏野菜の定番「トマト」です。今回はそんな女性に嬉しいたくさんの効果を持ったトマトの魅力についてご紹介します。
トマトの栄養成分とは
西洋では「トマトが赤くなると医者が青くなる」と言われているほど、栄養成分の多い緑黄色野菜のトマト。
そもそもトマトジュースの原料となるトマトには一体どんな栄養成分が含まれているのでしょうか。
❶抗酸化作用の「リコピン」
トマトと聞いて一番に頭に思い浮かべるのが「リコピン」ではないでしょうか。トマトの赤い色素成分となっているカロテノイドの一つにリコピンがあります。
リコピンは抗酸化作用、抗がん作用、美肌効果などがあり、老化防止やガン予防が期待できます。なんと抗酸化作用については、同じ作用を持つビタミンEの100倍以上とも!
❷皮膚や粘膜を作る「ビタミンA」
視覚や視力に大きく関わってくる「ビタミンA」。また、上皮細胞を新しく作り変える手伝いをしていて、体内に病原体が入り込むのを防いでくれる役割もあります。
❸美肌を作る「ビタミンC」
美肌を目指す上でもっともよく聞くのが「ビタミンC」ですよね。
ビタミンCはコラーゲンの生成を促進し、また強い抗酸化作用があるのも特徴です。動脈硬化やガンの予防にも一役買ってくれる優れたビタミンです。
❹老化を防ぐ「ビタミンE」
活性酸素を撃退してくれる強い抗酸化作用をもつ「ビタミンE」。
体の老化を防いでくれる、毛細血管の血行促進、肌のターンオーバーを正常にするといった働きをしてくれます。
❺むくみを撃退「カリウム」
トマトは夏野菜で水分も比較的多い野菜であることから、なかなかそのイメージが掴みにくいという方もいるかもしれませんが、実はトマトはむくみに効果大。
トマトには血圧上昇やむくみの原因となるナトリウムを排泄する働きを持つ「カリウム」が豊富に含まれています。カリウムは腎臓病を患っている人には勧めることが出来ませんが、特に筋肉量が少なくていつも夕方頃には足がむくむといった女性の方にはオススメな栄養成分です。
トマトは生よりも○○がオススメ
強い抗酸化作用を持つリコピンですが、実は生でそのまま食べるよりも栄養成分を吸収しやすい食べ方があるんです。
❶加熱して食べる
リコピンは加熱により体内への吸収率が高まると言われています。ですので、生で食べるよりもトマトスープやトマトソース、トマトを加熱調理するものがオススメ。
❷油と一緒に食べる
イタリア料理などを思い浮かべてみると、カプレーゼやパスタなど油とトマトが一緒に調理されているものが多いですよね。実はあれは利にかなっているんです。
リコピンは油に溶けやすい性質を持つので、油と一緒に摂ることによって吸収率が上がります。
❸手軽にトマトジュースがGood
あまり自炊しない、もっと手軽にリコピンを摂取したいという方には「トマトジュース」が断然オススメ!生のトマトと比較すると、ビタミンAやビタミンCの量は少し減ってしまうのですが、カリウムやリコピンの量はグンと高まります。
特にリコピンなんかは約5倍にも。
ビタミン摂取をするなら生トマトを
ビタミンは熱に弱く、また水に溶け出してしまう性質を持つものもあります。つまり、加熱調理や水にさらすなどはあまり向かないというわけです。また、トマトジュースにしても殺菌などの作る過程でビタミンが失われてしまうことも。
ですので、ビタミンを摂取したいという人には生のトマトをそのまま食べるのが一番オススメです。
リコピン摂取なら断然トマトジュース
先ほども述べたように、リコピンはトマトジュースにするとその量は増加します。トマトの表皮細胞を破壊することによって、中の栄養成分が吸収されやすくなるというわけです。
特にリコピンは、朝イチに摂取することで体内にスムーズにいきわたると言われているので、朝食に合わせてトマトジュースを選ぶのがオススメです。
まとめ
トマトは女性に嬉しい成分がたくさん含まれていることが分かりましたね。
ビタミンかリコピンか、皆さんが補いたい栄養成分に合わせて食べ方を変えてみてください。
特に日常の美白対策だけでなく、肌が焼けてしまった時の緊急対策にもトマトジュースは役立ちます!コンビニにも売ってあるので、手軽に買えるのもいいですよね。
夏の熱中症対策にもトマトジュースは効果的なので、生活に取り入れてみてはいかがですか?